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消防車やパトカーのサイレンの音が「ウ~ウ~」という音なのになぜ、
救急車のサイレンだけ、ぴ~ぽ ぴ~ぽなのでしょうか?
これは1970(昭和45)年、東京消防庁管内で試験的に導入されたもので、
救急車が他の緊急車を区別する必要があったことや、他の緊急車両よりも出動回数が多いことから、
搬送中の患者や救急車が通過する周辺の住民の心理的負担を減らすために、
耳に優しい音にしたそうです。
ところで救急車の音って変化しますね
救急車がサイレンを鳴らして、遠くの方から近づいてくると、
サイレンの音はだんだん高くなってきて、通り過ぎた瞬間から音が低くなっているんですよね。
音源が動くと振動数が変化し、音が高くなったり低く聞こえたりするこの現象をドップラー効果と言います。
救急車が,時速 60km/h で走っているとすると,秒速で考えると,60,000m/3,600秒 だから,
救急車は1秒に,約 17m 進むことになります。
救急車が近づいてくるときは,同じ方向の波に追いつくことになり
音は1秒に約 340m 進むから,5%(17/340)波が圧縮され,
遠ざかるときは逆に 5%伸張されることになるから,周波数で 10% の違いが生じることになる。」
救急車のサイレン音のピ-ポ-は,確か 770Hz と 960Hz だから,
音階でいうと ‘ソ’(783Hz) と ‘シ’(987Hz) に近い音なんだ。
救急車が止まっているときにサイレンが鳴っているとすると,絶対音階を持っている人は,
「ソーシーソーシ」って聴いているんでしょうね・・・・
時速 60km で近づいてくると 5% が高くなることをさっき説明したけど,
それはほぼ半音に相当するから,「ソ#-ド」って聴こえるのかな?